
体に「悪い油」と「良い油」!その効果や種類をご紹介
近年、MCTオイルなど美容や健康の見方としても注目を集めている『油/オイル』
一方、ポテトやスナック菓子など、体に悪いと言われている油というのもイメージにあるかと思います。
そこで今回は、体に悪い油と、体に良い油、そして良いパワーをもつ油のそれぞれの効能をご紹介いたします。
体に悪い油とは
油は主に「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」の2種類があり、不飽和脂肪酸はさらに「オメガ3/オメガ6/オメガ9」の3種類に分類されます。
まず飽和脂肪酸は、溶ける温度が高く、バターやラードなど常温で固まる「脂」のことです。
一方、不飽和脂肪酸は、低い温度でも溶け、サラダ油やオリーブオイルなどの10-20℃程度でも液体のまま、固まらない「油」を指します。
その中にはさらに分類があり、飽和脂肪酸の中には「短鎖脂肪酸(バターなど)」、「中鎖脂肪酸(ココナッツオイルなど)」、「長鎖脂肪酸(ラード・牛脂など)」という分類があります。
そのうち、中鎖脂肪酸は長鎖に比べ消化吸収のスピードが早く、すぐエネルギーとして使われるため、体に脂肪が蓄積されにくいとされているのです。
ココナッツオイルはその中鎖脂肪酸が約60%と多く含まれていることもあり、人気となりました。
体に悪いとされているのは主に「トランス脂肪酸」を含む油と「酸化した油」です。
これらを摂ると、肌の老化を促進したり、LDL(悪玉)コレステロールが増して動脈硬化や心疾患、肥満などのリスクが高まると言われています。
多く含む食品を知っておくことでなるべく食べないよう自身で選択できますので、以下をぜひチェックしてみてください。
トランス脂肪酸を多く含む食品
●マーガリン
●インスタント食品
●ショートニング
→これらが多く使われる…
●クッキー/ビスケット類
●菓子パン
●ケーキ/ドーナツ
●スナック菓子
など
酸化した油が多い食品
●インスタントラーメン
●時間の経った惣菜類
●スナック菓子
●菓子パン
●繰り返し同じ油で揚げたもの
●揚げ菓子
など
体に良い油とは
逆に体に良い効果をもたらしてくれる油もあります。ここからはこれらを効能別にご紹介します。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸のうち必須脂肪酸の1つで、代表的な脂肪酸はα-リノレン酸。
中性脂肪の合成を抑える、動脈硬化の予防、血行を促進し代謝を上げる、肌をきれいにするなどの効果が期待できます。
それだけでなく、アルツハイマー型認知症の原因物質アミロイドβの蓄積を抑えるともいわれています。
オメガ3脂肪酸は、アマニ油、えごま油などに多く含まれており、体内で作れないため食品から摂取する必要があります。
オメガ9脂肪酸
一価不飽和脂肪酸のオメガ9系脂肪酸は体内でも合成される脂肪酸で、代表的なのはオレイン酸。
悪玉コレステロールを取り除き、動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。
また、腸を活性化させて便秘を改善したり予防したりする効果もあると言われています。
オメガ9脂肪酸は、オリーブオイル・アボカドオイルなどに多く含まれています。
オメガ6脂肪酸
多価不飽和脂肪酸のオメガ6脂肪酸も、人の体内でつくれない必須脂肪酸。代表的なのはリノール酸です。
コレステロール値を低下させる効果や、アレルギー症状を改善させる効果、生活習慣病の予防に効果があります。
オメガ6脂肪酸は、ごま油やグレープシードオイルなどに多く含まれています。
最後に
いかがでしたでしょうか。「油(オイル)」と言ってもこんなにも体への影響や作用が違ってくるので、選ぶ際は体に良いものを選びたいですよね。
ぜひ日々のお料理に使う時など、ご参考にしてみてください。
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