
自分の経血の量や色は正常?血の塊や水っぽさの理由
毎月くる『生理』ですが、その時によって経血の量や様子が違っていたりしませんか?
人と比べる機会もなかなかないので、自分の経血は問題はないのか?など気になることがありますよね。
今回は、そんな経血の量や質について、健康バロメーターの目安をお伝えします。
経血には個人差がある
経血量が多いか少ないか、または質や色など問題がないのか気になるところですが、これには大きな個人差があります。
また、同じ人でも、そのときのホルモン状態や体調によって経血量や質が大きく違ってくることもあるのです。
なので、ハッキリとした目安をお伝えすることは難しいのですが、健康のバロメーターとしてその変化の様子を気にかけておくことはとても大切です。
経血量が多い
普段から夜用のナプキンが必要だったり、昼用ナプキンを1時間程で交換しないと漏れてしまうような状態が続くようであれば、過多月経と言えるでしょう。
これは子宮内膜が通常より厚くなったり、子宮自体が大きくなって、子宮内膜の量が増えている状態が疑われます。
ホルモンの分泌異常の病気や子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気の可能性もありますので、一度婦人科を受診しておきましょう。
また、気がつかないうちに貧血が進行している場合が多いので、貧血対策もとても大切になってきます。
血の塊が出る
経血は子宮内膜がはがれて出血が起こり、一度固まった血液が酵素の働きで再び溶かされて体外へ出たもの。
通常は塊のまま出てくることはないのですが、子宮内膜が厚すぎて酵素の量が足りず溶かしきれなかった場合は、レバーのような塊になって出てくることがあります。
これは子宮内膜を成長させる女性ホルモンの分泌が多いことが主な原因で、20代後半や30代の女性には珍しいことではありません。
ただ、あまりに頻繁に塊が出る場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症など病気のサインの可能性もありますので注意が必要です。
経血が水っぽい
経血が水っぽくピンクがかった色の場合、血に子宮頸管粘液(子宮頸管中にある粘液)が混入し色が薄くなっていると考えられます。
また、それとは別にエストロゲンレベルが低下していることもあります。
もし、突然大量のピンクがかった経血が出る場合は、流産している可能性もあるのでただちに受診するようにしましょう。
経血が黒っぽい
出てきた経血が茶色や黒っぽい場合、これは体外排出に要する時間が長くかかり、血液の酸化が進んだということです。
酸化して色が変わっただけなので基本的には問題なし。
生理中に濃い赤、茶色っぽい、黒っぽいといった色の中で変化するのは自然なことなので過度な心配は不要です。
逆に、大量の鮮血が出ている場合は病気のサインである可能性が高いのですぐに受診しましょう。
個人差も大きい経血の量や質ですが、女性にとってはひとつの子宮や卵巣の健康バロメーターでもありますので、何か異常や違和感を感じたら、早めに受診することが大切です。
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