
紫外線の種類と日焼け止め表記の見方とは?
これから夏がやってきて日差しも強くなってくる頃ですが、『紫外線』や『日焼け止め』の表記や仕組みについて、ご存じでしょうか?
今回は紫外線についてと日焼け止めについてです。選び方や対策ポイントの参考になれば幸いです。
紫外線の種類と違い
紫外線には、 UVA/UVBという2種類があり、それぞれ以下の様な性質です。
■UVA(波長 315~380nm)
表皮層を通過し、真皮層にまで作用。 真皮層に存在する、肌質に重要なたんぱく質を変性させしわやたるみの原因に。また、メラニン色素を酸化させてしみへと変化させたりもする。
■UVB(波長 280~315nm)
表皮層に作用。 日焼けの原因であるメラニンを生成したり、皮膚がんの原因となったりする。
以上のような性質の違いがあるため、対処の仕方も違ってきます。
日焼け止めには、
UVAを抑える効果を表す指標としてPA
UVBを抑える効果を表す指標としてSPF
というように別々の値が用いられています。
『SPF』とは?
SPFとは、UVBを防ぐ効果を表す指標。
日焼けを塗っていない時の何倍のUVBに耐えられるか、という数値です。
SPF20なら素肌の20分の1、 SPF50なら素肌の50分の1まで、UVBの影響を抑えられるということになります。
『PA』とは?
PAは、UVAを防ぐ効果を表す指標です。
- PA+:2~4
- PA++:4~8
- PA+++:8~16
- PA++++:16以上
これらの数値の分だけUVAの影響を抑えることが出来ます。
PA+なら、UVAを“2分の1”~“4分の1”程度に抑えることが出来るのです。
選び方について
大切なのは、時間よりも過ごす場所での紫外線の量や、体質です。短い時間でも紫外線が強い場所なら数値が高いものを使う方がよいでしょう。
■日常生活、買い物など
FPS10~20、PA+~PA++
■屋外での軽い運動、レジャーなど
FPS20~30、PA++~PA+++
■炎天下での運動、真夏のマリンスポーツなど
FPS30~50+、PA++~PA++++
■紫外線に弱い人が紫外線の強い場所に行く場合
FPS40~50+、PA++++
時間経過による効果の弱まりや、汗で流れてしまう分などがあるため『2-3時間おき』にこまめに塗り直すことがとても重要となります。日焼け止めは必ず持ち歩くようにしましょう◎
いかがでしたか?
肌の弱い方は特に、日焼け止めによる肌への負担もあるため、必ずしも強いものを使うことが良いとは限らないのですが、紫外線による肌ダメージは、肌の劣化原因の8割を占めますので、しっかり紫外線対策をして、美肌をキープしていきましょう!
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