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保険適用になる不妊治療!その方法や制限とは?

2022年4月より、ついに不妊治療が保険適用になります。

女性の社会進出や晩婚化も進み、不妊に悩む女性も多い現代。

日本が国としてこのような決断をしたというのは本当に大きな進歩だと思います。

また、今回の保険適用は「事実婚」でも適用OK!この点についても、現代の流れに日本も少し追いついてきたかなと感じました。

 

今回は、不妊症について、そして保険適用になる不妊治療の種類・各制限についても、お伝えできればと思います。

 

 

■不妊症とは

▶︎生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年間避妊をせず性生活を送っているにも関わらず、妊娠の成立をみない場合のこと

▶︎一般に妊娠を希望して性生活を送っていた場合半年で7割、1年で9割が妊娠すると言われている

▶︎基本は1年の期間をみているが、35歳以上では6ヶ月の不妊期間が経過したあとは検査開始することが認められていると提唱している(2013年米国生殖医学会)

▶︎最も妊娠しやすい20代でも、1回の排卵で妊娠する確率は30%前後

 

 

 

■不妊症原因の割合

女性のみに原因あり:41%

男性のみに原因あり:24%

男女ともに原因あり:24%

原因不明:11%

▶︎不妊症は決して女性だけの問題ではなく、男性や男女ともに原因があるなど様々です。

多様な検査方法により原因を判明させられることが多いので、不安がある場合は一度検査を受けてみると良いでしょう。

 

 

 

 

 

■保険適用になる不妊治療法の種類と制限

①体外受精

▶︎精子と卵子を採取して受精させる方法

▶︎制限:治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満

 

②体外受精などで得られた受精卵の培養

▶︎制限:治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満

 

③人工授精

▶︎妊娠しやすい時期に精子を子宮内に注入する方法

 

④胚移植

▶︎体外で育てた胚を子宮内に戻す方法

▶︎制限1:女性の年齢が40歳未満の場合、子供1につき最大6回まで

▶︎制限2:女性の年齢が40歳以上43歳未満の場合、最大3回まで

 

⑤顕微授精

▶︎注射針などを使って卵子に精子を注入する方法

▶︎制限:治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満

 

⑥受精卵を子宮に着床する前の状態まで培養した「胚」の凍結保存

▶︎制限:治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満

 

 

 

 

不妊症については、人生の大きな悩みとなることも多いと思います。パートナーと丁寧に話し合いをし、希望を叶えられるよう二人三脚で一緒に歩んでいけるのが理想ですね。

 

また、日頃の食生活や、運動習慣、膣や子宮を整えておくことも大切。

栄養バランスの取れた食事、膣のケア、トレーニング、卵巣機能を高めるための温活など日々の中でも体を大事にしましょう。

 

最近では、妊活に有効なフェムテックの製品も色々開発されていて、

例えば自宅で卵巣年齢が自宅で簡単に測定できるものや、性交後に膣内に挿入することで、子宮頚管まで到着する精子の量を増やすことを目的としたアイテムなど様々な製品があります。

まずはそういったものから、使用してみるのもいいですね。

 

 

今年4月からの不妊治療保険適用も私たちにとって大きな大きな一歩になってくると思います。

現在妊娠を希望されてる方も、将来妊娠を考えている方も、ぜひ希望を叶えていけるよう、自分の心と体を大切に、過ごしていきましょう。

 

 

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